講師はスタッフの直子モラー。
この企画は去年も行いましたが、今回は前評判が高く、ブログでお知らせする前から申し込みが殺到し、すぐ定員に達した大人気の講座です。まずは直子さんより精進料理についてお話がありました。
料理を含めて日常の行い自体が仏道の実践であるということが修行の本質だそうです。
動物性のものと、煩悩を刺激するとされるニンニクやネギ科のもの、一部の香りの強い野菜は避けるべき食材とされています。
今回のメニュー: 醤油麹の炊き込みご飯
おからの磯辺巻き
呉汁
りんごの白和え
塩麹のお漬物
水羊羹
どれもお豆腐、麹、大豆を使った体に優しいものでお腹も喜びそうなものばかり。
この日のメニューはあらかじめスタッフによってほぼ調理済みでしたが、参加者全員で一部を調理し、各自、盛り付けをしました。
ハイライトはおからの磯辺巻きで参加者に、小判型のおからをグリルで焼いて、タレを付け、海苔で巻く作業をしていただきました。おからのボソボソ感がなく、しっとりとなめらかなおからは海苔とタレの風味でとっても美味。お客様にも出せるお料理になります。コツはおからを片栗粉と水でよく混ぜることだそうです。
醤油麹の炊き込みご飯は味付けがなんと醤油麹のみ。とっても簡単です。生のままの刻んだお野菜といっしょに炊くだけでできるんですよ。
呉汁は大豆を一晩水につけ、ブレンダーですりつぶしたペーストのことを呉と呼び、味噌汁にいれるだけで栄養価の高いスープにすることができます。
参加者は禅寺の修行僧がつかうという入れ子式の食器、応量器で食事をいただきました。
食事の最後は、器に白湯を入れ、残したひと切れの漬物で器を洗い、すすいで食器をきれいにし、飲み干しました。
美味しい食事を味わいながら、参加者同士会話が弾みなごやかな時を過ごせました。皆様ご参加ありがとうございました。
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