2018年3月6日火曜日

From Ohana こころの話「叱る」



子育てでは「叱る」こと、「褒める」ことが
毎日の生活に深くかかわってきます。
子どもが動き回るようになると、
どうしても「ダメダメ!」の言葉が増え、
叱っているつもりが、ただただ、感情の爆発になったり、
怒りをぶつけているだけになったり。
夜になって、寝顔を見ながら「ごめんね」と語りかける
なんてこともありました。



上手に「叱る」ためには、
自分が子どもに何を伝えようとしているのかを
はっきりさせておくことが大事です。
具体的にどの行動を変えて欲しいと思っているのか。
言葉で説明できるようになると、とても役に立ちます。

「ダメダメ!」と言っているとき、
具体的には子どものどの行動に対して
「ダメ!」と言っているでしょう?




*部屋の外に一人で走って出て行こうとした
*出かけた先などで触ってはいけないものに触わろうとした
*友だちのおもちゃをいきなりとった

などなど。ダメはたくさん使っていても、
「どの行動についてか」を言葉にするのには
意外と手間がかかります。けれども、行動を特定すると、
子どもに「では、どうすればいいのか」を伝えやすくなります。

部屋の外に走り出そうとしたときに、「ダメ!」だけ
じゃなく「お母さんと一緒にいなさい」や「危ないから
この部屋にいてね」。触れてはいけないものに触れそうに
なったら「それは触らないでね」「見てようね」、
おもちゃの件では、「『貸して』って聞いて、『いいよ』
って言ってくれたら借りるのよ」などなど。




「ダメ!」は即効性はあるのですが、
「じゃあ、どうすればいいか」につながりにくい。
とりあえず、今の行動を止める、ということはできるけれど、
本来はどうすればいいかを学びにくいメッセージです。



「ダメ!」と言っているとき、
自分は具体的にどの行動について言っているのか、
そして、本当はどう行動してもらいたいのかを
言葉にすると、伝わりやすい言葉が見つかります。



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