2012年12月4日火曜日

きんぴら牛蒡は辛い方がいい



キンピラを作ろうと牛蒡を買った。




いつも牛蒡を見る度に不思議に思う。
どうして、この地中深く埋まる根っこが食べられると知ったのか?
目に麗しく、小鳥たちも競ってつつく果実なら話しは解かるが。
一番最初に牛蒡を食べた人は、まさにお惣菜のパイオニアだなと。

包丁の背で皮をこそげる。
綺麗にし過ぎると、香りが無くなるので用心だ。
掻きが好きな人もいるが、私はマッチ棒より太めの拍子木にする。
甘辛くするとあまり量を食べられないので、最近はグッと薄味だ。
唐辛子がピリッと味を引き締めてくれる。

戦争中、日本軍の捕虜になった米兵の話し。
捕らわれの身とはゆえ、そこらの葉っぱや根っこを食べさせられた時は辛かったが、
あれは、今を流行りのマクロビオティック。
ミネラル豊富な自然食だったのかと。

もう直ぐ“リメンバー・パールハーバー”だ。(ハワイ時間12月7日)
丸太のようなキンピラをかじる。
鷹の爪のせいか鼻先がツーンとした。 (優子)




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