2013年2月17日日曜日

ハワイの言葉いろいろ 〜ダ・カイン〜


ハワイに住んで、耳が慣れてくる頃になると、馴染みの言葉が出来てきます。
その一つが “ダ・カイン”。
はぁ?何それ?
英語の綴りは「the kind of」が縮まったか訛ったかして「da-kine」になったそうな。

ハワイのロコ・フードの代表格
マクドナルドの朝ご飯メニュー
ポーチーギーズソーセージ、スクランブルエッグ、ごはんとアロハ醤油で4ドルあまり


使い方その1

「ほらほら、あそこに出来た新しいお店、なんて言ったっけ? 
高校の前のさ、お寿司が美味しいらしいダ・カインだよ、ダ・カインのお店!」


スパムムスビはすっかりハワイの味
            



・・・って、これで解かります?

この会話の正しい返答は、「あそこね、知ってる知ってるダ・カインでしょ!」・・・となります。
で、この会話は成立とみなされて終了!




外側が赤いハワイのなると入りサイミン
ダ・カインはレストランの名前になります。



使い方その2

「このお煎餅、日本からのお土産にって頂いたわよ~♪」
「えっ、誰が行ってたの?」
「あなたのイトコの嫁さんのダ・カインよ~」

時としてダ・カインは、嫁さんへと変身を遂げます。



結局のところ、「the kind of」の機能は持ち合わせていない場合が専らなのですが、
この「ダ・カイン」が自然に口から出るようになったらあなたはもうロコです。



他にも「言葉で判かるロコ現象」に関しては、折にふれ検証してみたいと思います。

お楽しみに~! (優子)

2013年2月15日金曜日

おひな様つくりを楽しみました。



 二月のワークショップでおひな様作りを楽しみました。

フワフワとして羊毛フリースは触っているだけでも、手にも優しく、心もほんわかし、思わず笑みがこぼれます。


コロコロとしたおひな様は思わず手にもちたくなります。





まずは、羊毛を手で優しく丸めていき、石鹸水でクルクルと手のひらで転がします。最初は優しく、そしてだんだん力をいれて。




次にフェルティングニードルでお人形に髪の毛、襟、着物、などに見立てたフリースをさしていきます。


        それぞれ、作り手により違う表情のおひな様が完成! 



出来上がりのかわいいさもさることながら天然素材、ウールフリースの優しい手触り、手仕事の楽しさ、仲間とのおしゃべりを堪能した一日でした。

最後はスタッフが用意した、甘さけ、きな粉もちでお腹も満たされ、一足早いおひな様となりました。

参加して下さったみなさま、ありがとうございました。 (直子)



☆3月は「絵本の読み聞かせとクラフト」です。



2013年2月8日金曜日

未来のシェフの味


先日、シェフやパテシェを目指している学生達のお料理を堪能する機会がありました。


場所は、ハワイ大学付属カピオラニ・コミュニティー・カレッジ内のダイニングルーム。

学期ごとにテーマを決めて、格安で一般の人に腕を振るう機会が設けられていて

今学期のテーマは Asian Pacific Cuisine  アジアっぽいアレンジのコースディナーを頂きました。(詳しくはこちらへ http://culinary.kcc.hawaii.edu/index.php/restaurants-and-dining)



サラダ、スープ

コーンスープの中のダンプリングはダック。奥のサラダはもやしとクレソンのナムル、と何気なくアジアの味がほんのり。


メイン料理:ベジタリアン、肉、魚介と三人で違うものをオーダー

ニューヨークステーキは味噌たれで、マッシュポテトはわさび味でした。


 デザート:チーズケーキ、ベリーのソルベチョコレートソース
ケーキの上の小さなネズミがかわいらしい

学生達に取っては自分たちが体で学んで来た事を実践に移す前の良いチャンスであり、緊張する場面でもあることでしょう。

考えてみれば、主婦歴30数年の私たちでさえもここまではそう簡単にできるものではなく、それを2、3年でここまで出来るようになるという事はすばらしいことです。

途中シェフやパテシェが挨拶に周わってきました。みんな自信を持って自分の作ったお料理を語るというよりも、お客様の反応を伺うように、ドキドキしている様子が伝わってきました。

微笑ましい限りです。一生懸命に作ったおいしいお料理で楽しい一夜となりました。
ごちそうさまでした。(直子)


2013年2月7日木曜日

ファーマーズ・マーケット


並べ方もオシャレ!


2011年の4月に娘と二人で移り住み、昨年4月から息子が合流してのハワイ暮らし。こちらに来て、「幸せ〜」と感じるのはファーマーズマーケットで買い物をしているとき。

日本では東京は杉並、昔ながらの商店街で買い物をしていたので、なじみのお店があったんです。お天気の話や子どものことなど、さもない話やちょっとした冗談を交わしながらの買い物でした。一転、だ〜れも知り合いのいないハワイ。

ヴィーガンのお好み焼きやコロッケも最高


も、ファーマーズマーケットに通い続けるうちに、なじみのベンダーさんが出来てきました。そうすると、にわかに地元の人になった気分がじわり。
葉物はマーケットで買うのとは比べ物にならないほど元気

買い物をしなくても「おはよう〜! 元気?」なんて、声をかわすだけでも、とっても素晴らしい気分。こんなふうにして、知らない街に居場所ができてくるのだなぁとしみじみ。

買い物中の私


高校生の娘はどっぷりこっちの子になり、小学生の息子はブックオフのマンガコーナーに居場所を作りつつあるようです。(奈々)


2月のワークショップ



Living Ohana
                      リビングオハナ
2月のワークショップご案内


第2回 「心: 自然素材ウールフリースの小物作り」
214日(木)10:00am12:30pm
お茶つき

今月はクラフトです。羊の原毛、綿菓子の様にフワフワとしたウール・フリースを使ったフェルティングです。自然の素材は手にも優しく、コロコロと手の平で転がす動作は大人でさえも無心になります。童心にもどりフェルティングをお楽しみ下さい。

注:フェルティング・ニードル(針)も使いますので小さなお子さん向けのクラフトではありません。

持ち物:古いタオルやぼろ布(濡れたウールを乾かします)
茶菓子用のお皿、お箸、フォークなど 
参加費:1回15ドル(会場・材料費)
会場: Soto Mission of Hawaii  
 1708 Nuuanu Ave.
       ホノルル日本総領事館の2軒海側


「リビングオハナ」は2012年冬、ハワイで誕生しました。 体と心を養うこと、子どもの教育のこと、日々の食に意識をむけること、などを主なテーマとして、ハワイに住む人達、主に日本語を母語とする方 とその子どもたちを対象にワークショップやイベントなどを提供します。
 また様々な企画を通してお母さんたちがつながるきっかけになればと思います。

2013年2月5日火曜日

米国市民権を取得しました!

2012年12月18日、米国市民権を取得し、宣誓式に行って来た。
当初は、時間休を取ってオフィスを抜け出し、式が終わればまた職場に戻ればいいと考えていたが、友人の助言で、仕事は半日で終わらせ、家族と共に移民局のセレモニー会場へと出向いた。

その日は40人の新米国市民が誕生、出身国は14国にまたがった。
私のように、日本である程度の英語教育を受けた者もいれば、読み書きも難儀な者もいる。
弾圧政府から逃れるようにアメリカに渡って来た者もいれば、流暢に英語を操る者もいる。
アメリカは、どのような人間にも平等に門戸を開いてくれる。
様々な書類を揃え、審査、試験、インタヴュー・・・。思えば長い道のりだった。
ようやく宣誓式に立った者の胸の内は、そこに集まった40人が口にしなくても解かり合えるものがある。
こんなに小さい連邦政府のハワイ支局オフィスだが、そこに集まった私を含む市民権を取得した移民たちにとって、それはまさに獲得したものなのだ。

移民局長の短いスピーチがあった。
「アメリカ市民になるということは、生まれた国を捨てるわけではない。生まれ育った国の文化や習慣など、いいものを持ち寄って、アメリカをより良い国にしていってほしい!」
この言葉を聞いて、私は救われる思いがした。
なぜなら、私が米国市民になることを受けて、「日本を捨てるのか?」と食い下がる友人らに閉口していたからだ。
私は日本人としての誇りをもって米国市民権という権利を得て、この地に根を生やすしたいのだ。
家族と共に、この時を共有できて良かった。
子供たちに、このメッセージを聞かせることができて良かったと思った。

1時間ほどの式典は、最後に全員起立し胸に手を当てて、星条旗(国旗)に忠誠を誓う言葉を述べるてお開きとなった。
星条旗の13本あるストライプは、独立当時の13の入植地を表わし、50の星はユナイテッド(一致団結)する50州を象徴している。
また、星条旗の赤は勇気、白は真実、青は正義を表わす。
国旗は、アメリカの心、精神、体そのものなのだ。
なので、不幸があれば、半旗にし弔意を表わすこともある。

ちなみに当日は、コネチカット州で起こった銃の乱射殺人事件を汲んで半旗だった。